2022年10月01日（土）企業レポート

vol.5 株式会社NTTドコモ

人と人をつなぎ、新たなコミュニケーション文化を創造する「ドコモ」の健康管理

NTTドコモ様およびドコモCS関西様の会社概要について教えてください。

株式会社NTTドコモは、移動通信事業を行なうため1991年に設立しました。グループのブランドスローガン「あなたと世界を変えていく。」のもと、より快適にモバイル通信をご利用いただける環境を提供し続けています。また、ドコモでは、サービスの基盤となる通信事業を中心に、業務を効率的かつ機動的に運営するため、地域別に子会社を設立しています。株式会社ドコモC S 関西は、1993年に事業を開始した、関西支社の機能分担子会社です。

社名に込めた3 つのCS「お客様に心からご満足いただく（Customer Satisfaction）」「心のこもったお客様サービス（Customer Service）」「安心と信頼の通信サービス（Communication Service）」を実現するべく、関西支社と一体となり、業務を行なっています。
現在、ここ梅田DTタワーでは、関西グループの1867名（グループ内出向社員含む）の社員が勤務しています。

新型コロナウイルスの発生からこれまで、どのような対応をされてきたかお聞かせください。

新型コロナの流行に伴う変化として、梅田DTタワーでは出入口での手指消毒、検温が強化されました。また、フレックス制やリモートワークの実施も感染拡大防止につながったのではないでしょうか。もともとは働き方改革として推進してきたものでしたが、新型コロナをきっかけにさらに制度が整えられ、急速に浸透しました。とはいえ、コールセンターやショップ関連の担当者、エッセンシャルワーカーなど業務上リモートワークの適用が難しい従業員もおります。そういった方へのケアのひとつとして、PCR検査キットの配布や、ワクチン接種時には取引先も含めた職域接種を行ないました。

弊社のうがい薬もお使いいただいておりますが、使用状況はいかがでしょうか？

10年程前の新型インフルエンザが流行していた頃から、トイレの洗面台に設置されていたと記憶しています。そのため、今回の新型コロナの流行に関わらず、日々の感染対策や口腔内のリフレッシュとして、日常的に使っている従業員が多く見受けられます。辛さや刺激が少ない味なので、使いやすいですね。

皆さん、うがいを習慣化されているのですね。ありがとうございます。

うがいの啓発ポスターも掲示されていましたが、その他に健康に関する情報発信などはされていますか？

毎月開かれる安全衛生委員会で、健康に関わることを産業医と連携しながら議論しているので、その情報を社内ホームページ等で配信しています。最近はワクチンの有効性やwithコロナにおける課題など、新型コロナに関する内容が多くなっていますが、生活習慣病や花粉症など様々な内容を取り上げています。

健康経営優良法人認定を受けている御社。どのような取り組みをされているか、具体的に教えてください。

「メンタルヘルス」・「フィジカル」・「禁煙」と大きく分けてこの3つを柱とし、毎年指標データを出し、目標値と照らし合わせて改善を行なっています。また、以前健康に関するアンケートを取ったところ、悩みや不安の多くは運動不足に起因するものであることが分かりました。それらを踏まえ、全社的な運動イベントを開催し、組織ごとに成績を競う事で参加率も高く、全社的にとても盛り上がりましたので、運動習慣をつけるためのきっかけ作りとしては非常に有効だったと思います。

最終的にはイベントをしなくとも、ランニングやウォーキングが日々の運動習慣としてきちんと定着してくれたらうれしいですね。今後の課題としては、先ほどもうがいの話がありましたが、健康経営を推進する上で、歯科検診の実施を含め、口腔ケアも重要な管理項目の1つであると認識しているので、必要に応じて取り組んでいきたいと思います。

健康づくりを支援するにあたり、難しいと感じられる点はありますか？

健康状態や健康意識について無関心な方に対して、どう行動変容を促すか、いつも頭を悩ませています。特に個人の嗜好に関わる禁煙推進は非常に難しいですね。また、メンタルヘルスに関しても、一人ひとり悩みのもととなることが違いますし、対策も即効性がない場合もあるため、日々試行錯誤しています。3年後・5年後など、長期的な視点で捉えて、対応していくことが大切だと実感しています。