暑さに負けない対策・環境づくりを。熱中症のススメ

「人の命(=健康)を守る」ための備え

近年、地震や台風などによる災害が毎年のように起こり、「防災に対する備え」に対する考えが一変してきました。更に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行当初にはマスクや手指消毒アルコールなどの衛生資材が枯渇し、店頭はもちろん、その影響は業務に必要不可欠な業種にまで大きく広がりました。同じ現象は2009年の新型インフルエンザ流行時にも起こっており、各メーカーもその教訓から供給の改善を行なってきたものの、短期に集中した場合は対応が難しい状況になってしまいます。

また、インターネット、SNSなどによる根拠のない情報拡散(WHOはこれを「インフォデミック」としてを指摘しています。)のパニックは、感染症流行時だけでなく、地震や台風などによる災害時にも、その危険性が指摘されており、様々な弊害が起こる可能性があります。しかし、BCP(事業継続計画)の観点から基本的に衛生資材が不可欠な業種などは、そのような事態を想定した「備え」が必要と考えられます。このように多様化するさまざまなリスクに対応する「備え」が重要となります。

「新しい生活様式」を取り入れた社会活動実施のために

手指衛生・手洗い
3密の回避
高頻度接触部位の消毒・除菌

今後、新型コロナウイルス感染症流行前と同じ状況に戻ることはなく、常に感染リスクを意識した行動の習慣化が求められるようになります。そのため、衛生資材の需要もそれに合わせて変化することにより調達が難しくなる可能性も懸念されます。

企業は従業員の健康管理及び業務運用に支障が出ることがないよう、運用に必要な一定量の備蓄の確保及び補充体制の構築、また、正しく対策が取れる運用の管理業務フローの設定が必要になります。

感染拡大を防ぐための従業員のマスク着用、手指消毒用アルコールの適切ポイントへの設置や補充管理に加え励行促進などの取り組み、定期的な換気や高頻度接触部位の消毒・除菌など「抜け目なく」行える業務フローの構築と実践の徹底が求められます。

感染症流行から自然災害まで企業を守る「備え」のご提案

従業員の「健康」は企業における貴重な 経営資源であり、事業継続や生産性確保のためには、企業を取り巻く、あらゆる「リスク」を摘出し、「備える」ことが重要です。

多様化するリスクを想定し、BCPの見直しを

事業継続計画(BCP=Business Continuity Plan)は、自然災害と感染症流行では、備えるべきポイントや考え方が異なります。さまざまなリスクの特性をつかみ、主たる被害、リスクの大きさ、復旧までの時間などを考えなければなりません。

■感染症流行のBCPイメージ

感染症流行のBCP
自然災害 感染症パンデミック
被害の対象 主に物的資源 主に人的資源
被害の影響範囲 地域的・局所的 広域・国内全域・全世界的
被害の期間 瞬間的(ある程度の影響 予測が可能) 継続的(影響予測が困難)
事業継続方針 いかに早く復旧させるか
(復旧のスピード)
どの業務を休止させるか
(事業継続レベルの選択)
必要な資金 復旧資金(一時的) 事業停止に耐えられる
運転資金(長期的)

従業員の安全をまもる備えを

感染症流行の初段階から拡大期、回復期まで状況に応じて、労働契約法における安全配慮義務に則り、一定期間のみ時差出勤や在宅勤務などの措置を行うことが望ましいのですが、業種・業態によりやむを得ず出社しなければならない企業などは従業員の活動内容、期間、リスクに応じた衛生資材の確保、備蓄をすることがポイントとなります。

過去の事例を振り返る (2009年 インフルエンザ(A/H1N1)流行)

サラヤでは2009年に流行したインフルエンザ(A/H1N1)が流行した翌年にインターネットサイト「感染と予防Web」の会員様にお勤めの会社におけるシーズン当時の感染対策についてアンケートを実施しました。

シーズン中、国内の感染症予防対策として、どんな対策を講じたか?

(複数回答可)

「社内にアルコール手指消毒剤を配置する」という企業が一番多く、感染対策=アルコール消毒という意識が定着していました。また、ポスターによる啓発やセミナーによる教育など、物品だけでなく、従業員教育にも力をいれる傾向も見られました。

(サラヤ調べ:アンケート期間 : 2010年11月10日~14日、有効回答数:200人)