ノンエンベロープウイルスってなに?
ノンエンベロープウイルスとは
ウイルスはその構造からエンベロープのあるものとないものに分けられます。
エンベロープとは、脂質からなる二重膜で、それを持つウイルスはアルコール製剤が効きやすい性質にあります。
それに対し、エンベロープのないノンエンベロープウイルスはダメージを受けにくく、一般的なアルコール製剤が効きにくいやっかいなウイルスとされていました。
しかし、ノロウイルスの代替ウイルスであるネコカリシウイルスに対する各種アルコール系消毒剤の不活化効果が調査された結果、ノロウイルスに対する不活化効果を期待できるものがある。との報告が厚生労働省と国立医薬品食品衛生研究所より発表されました。
参考
- 厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」
- 国立医薬品食品衛生研究所「平成27年度ノロウイルスに関する調査報告書」
エンベロープウイルス
代表的なウイルス
- 新型コロナウイルス
- インフルエンザウイルス
- ヘルペスウイルス
- 風疹ウイルス
- B型やC型肝炎ウイルス
- エイズウイルス
ノンエンベロープウイルス
代表的なウイルス
- ノロウイルス
- ロタウイルス
- ポリオウイルス
- アデノウイルス