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感染と予防

細菌・ウイルス

知っておきたい細菌・ウイルス

グローバル化が加速する現代において、感染症も国境を越えて私たちの健康を脅かす可能性があり、企業活動に支障が出ることもあり得ます。いつどのような感染症が流行するか予測は困難ですが、日頃の予防行動の継続は必要不可欠です。ここでは、最近注目されている感染症についてまとめました。ちょっとした知識を身につけておくと、いざというとき慌てません。

ノンエンベロープウイルスとは

ウイルスはその構造からエンベロープのあるものとないものに分けられます。
エンベロープとは、脂質からなる二重膜で、それを持つウイルスはアルコール製剤が効きやすい性質にあります。
それに対し、エンベロープのないノンエンベロープウイルスはダメージを受けにくく、一般的なアルコール製剤が効きにくいやっかいなウイルスとされていました。
しかし、ノロウイルスの代替ウイルスであるネコカリシウイルスに対する各種アルコール系消毒剤の不活化効果が調査された結果、ノロウイルスに対する不活化効果を期待できるものがある。との報告が厚生労働省と国立医薬品食品衛生研究所より発表されました。

参考

  • エンベロープウイルス

    アルコールが膜を破壊してウイルスにダメージを与える

    代表的なウイルス

    • インフルエンザウイルス
    • ヘルペスウイルス
    • 風疹ウイルス
    • B型やC型肝炎ウイルス
    • エイズウイルス
  • ノンエンベロープウイルス

    膜がなく、アルコールに強い

    代表的なウイルス

    • ノロウイルス
    • ロタウイルス
    • ポリオウイルス
    • アデノウイルス

結核

特徴

結核は再興感染症の一つとして増加の傾向にある疾患です。咳が激しく、菌の排出量の多い患者が感染源になりますが、結核菌を吸い込んでも、鼻やのど、気管支で菌が止まれば感染しません。感染しても発病するのは、10人に1 ~2人で、感染してから発症までの期間は1年以内が約60%、2年後までが80%といわれています。治療しないでいると、肺で増殖し、ときに血流に乗って全身に広まり、様々な臓器を侵します。進行すると現在でも命にかかわる病気ですが、一度感染した人が再感染する確率は低いのが特徴です。

感染経路

空気感染・飛沫感染

潜伏期間

およそ半年~2年(小児の場合はやや早い)

症状

咳・痰・微熱などの症状が現れ、時に血痰、食欲低下、体重減少などがみられるようになります。治療せずに症状がすすむと、肺の病変が拡大して呼吸困難に陥ることがあります。また骨や腸管、腎臓など肺以外の臓器にも病巣を作ることがあります。

対策

ワクチン接種・定期検診・咳エチケット(マスク着用)など

麻疹

特徴

麻疹ウイルスによる急性発疹性疾患です。もともと乳幼児に多く見られる疾患ですが、最近は年長児や学童、成人における発症が問題となっています。
感染しても発症しない不顕性感染はなく、強い感染力で麻しんに対する免疫を持っていない人が、感染している人に接すると、ほぼ100%の人が感染します。
熱がいったん下降する頃に、頬の粘膜にコプリック斑と呼ばれる白い斑点が見られ、3 ~4日経つと、下がった熱が再び高熱となり、特有の赤い発疹が出現します。7 ~9日で解熱し、発疹は消退していきます。肺炎や中耳炎、脳炎を合併する場合があります。年長児や成人の場合、肺炎などを合併して重症化し、死亡するケースもありますが、ワクチンで防げる感染症です。
一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。

感染経路

病源体は、麻しんウイルス(measles virus)
空気感染・飛沫感染・接触感染

潜伏期間

おもに10〜12日間

症状

38℃前後の高熱、倦怠感、咳や鼻汁、くしゃみ、結膜の充血、目やになど

対策

ワクチン接種など

風疹

特徴

風疹ウイルスによる急性発疹性疾患です。麻疹同様、子どもの病気と思われがちですが、近年では成人の間で感染が広がり問題となっています。2012~2013年に、20~40代の男性を中心に全国で大規模発生が見られ、東京都内では1年間の患者報告数は3,445人に達し、調査が始まって以来、最も大きな流行となりました。中でも妊娠20週頃までの妊婦が風疹ウイルスに感染すると、出生児が先天性風疹症候群を発生する可能性があるため、特に注意が必要です。
一般的に症状は軽く、数日の経過で回復します。まれに高熱が続いたり、急性脳炎などの合併症を生じて入院が必要になったりするケースもありますが、ワクチンで防げる感染症です。

感染経路

飛沫感染・接触感染

潜伏期間

おもに2~3週間

症状

全身性の発疹、発熱、首や後頭部のリンパ節の腫れ、関節の痛みなど

対策

ワクチン接種・手洗い・咳エチケット(マスク着用など)

マイコプラズマ

特徴

肺炎マイコプラズマという細菌に感染することで起こる呼吸器感染症です。小児や若い人の肺炎の原因として比較的多いものの1つです。成人も感染しますが、例年報告される患者の約80%は14歳以下です。1年を通じてみられ、冬にやや増加する傾向があります。濃厚接触が必要と考えられており、地域での感染拡大の速度は遅い。感染の拡大は通常閉鎖集団などではみられるが、学校などでの短時間での暴露による感染拡大の可能性は高くなく、友人間での濃厚接触によるものが重要とされている。

感染経路

飛沫感染・接触感染

潜伏期間

おもに2~3週間

症状

初発症状は発熱、全身倦怠、頭痛などです。咳は初発症状出現後3~5日から始まることが多く、当初は乾性の咳であるが、経過に従い咳は徐々に強くなり、解熱後も長く続く(3~4週間)。特に年長児や青年では、後期には湿性の咳となることが多い。鼻炎症状は本疾患では典型的ではないが、幼児ではより頻繁に見られる。嗄声、耳痛、咽頭痛、消化器症状、そして胸痛は約25%で見られ、また、皮疹は報告により差があるが6~17%である。喘息様気管支炎を呈することは比較的多く、急性期には40%で喘鳴が認められ、また、3年後に肺機能を評価したところ、対照に比して有意に低下していたという報告もあります。

対策

手洗い・うがいの励行・咳エチケット(マスクの着用など)

MERS(中東呼吸器症候群)

特徴

MERSコロナウイルスによって起こる感染症で、2012年9月に英国から世界保健機関(WHO)に対し、 中東地域へ渡航歴のある重症肺炎患者から新種のコロナウイルスを分離したとの報告以来、アラビア半島諸国を中心にMERS症例が継続的に報告されています。ヒトコブラクダからウイルスが検出されたため、動物由来感染症の一つであるとされていますが、MERSコロナウイルスが人にどのように感染するかは正確には分かっていません。ヒトからヒトへの感染については濃厚接触者間で感染が報告されています。現在、MERSに対するワクチンや特異的な治療法はありません。一般的にコロナウイルスは飛沫感染や接触感染で伝播しますが、エンべロープ(脂質からなる二重膜)をもたないため、比較的消毒薬が効きやすく、手洗い・咳エチケットの励行が予防対策の一つといえます。

感染経路

飛沫感染・接触感染

潜伏期間

おもに2~14日程度

症状

発熱、咳、息切れなどで、感染しても症状が現れない人(不顕性感染者)もいますが、基礎疾患のある人は重症化(重症肺炎)する傾向があり、重症急性呼吸器症候群(SARS)と類似して死者も多く出ています。

対策

手洗い・咳エチケット(マスク着用など)

デング熱

特徴

デング熱はデングウイルスを持った蚊(主にネッタイシマカとヒトスジシマカ)に刺されることにより感染します。
デングウイルスには、4つの血清型(1・2・3・4型)があります。同じ型のウイルスに再び感染しても免疫によって軽症ですみますが、異なる型に感染すると免疫が過剰に働き重症化することがあります。
デング熱を媒介する蚊は空き缶などにたまった水等でも発生するために都市部でも感染する危険が高くなります。日本では、ネッタイシマカの生息は確認されておらず、国内感染は、ヒトスジシマカによる媒介によって生じます。ヒトからヒトに直接感染することはありません。
通常症状が現れてから自然軽快するまでの期間は7日間前後です。ワクチンも予防薬もないため、蚊に刺されないようにすることが唯一の予防方法です。

感染経路

デングウイルスを持っている蚊に刺されることによる

潜伏期間

およそ3 ~14日(通常4~7日)

症状

突然の発熱で始まり、38~40度程度の熱が5~7日間続き、激しい頭痛、眼窩後部痛、関節痛、筋肉痛、発疹(風疹と同じような小さな紅斑で、かゆみや痛みはありません)を伴います。

対策

蚊に刺されないようにする