感染対策

咳エチケット

咳エチケットは、かぜやインフルエンザのように、咳やくしゃみなどの呼吸器症状を伴う疾患を他の人にうつさないようにするための対策です。呼吸器感染症の拡大を防止するため、一人ひとりが咳エチケットを実践することが非常に重要です。

マスクを着用する


  • マスクがないときはティッシュなどで口と鼻を覆い他の人から顔をそむける

  • ティッシュなどが使えないときは手で押さえず、袖で口や鼻を覆う

ノータッチ式のゴミ箱を備え、使用済みのマスクやティッシュはすぐに廃棄する


鼻水などの呼吸器分泌物に触れた後は手指衛生(手洗い・手指消毒)を行う



動画で学ぼう!


実際に行う「マスク」着脱の手順をわかりやすく動画にまとめました。「見て・知って・実践」するためにご活用ください。


飛沫と飛沫核

飛沫は直径5μmを超える粒子で、咳、くしゃみ、会話をしているときに発生します。新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ、マイコプラズマ肺炎、百日咳などが飛沫感染を引き起こし、感染拡大対策にはサージカルマスクを着用します。
飛沫核は飛沫が乾燥し直径5μm以下になった粒子です。落下速度は遅く空気の流れに乗って遠距離まで拡散することができます。結核、麻疹、水痘などが空気感染(飛沫核感染)を引き起こし、対策には呼吸器防御としてN95マスクを着用します。

飛沫と飛沫核の違い

飛沫 飛沫核
5µmより大
水分蒸発
5µm以下
落下速度 30~80cm/s 0.06~1.5cm/s
拡散範囲 約1m 遠距離
感染経路 飛沫感染 空気感染
予防マスク サージカルマスク N95マスク

医療現場における隔離予防策のためのCDC ガイドライン ー感染性微生物の伝播予防のためにー 大阪 メディカ出版


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