sanitation

食品取扱者のためのノロウイルス対策

ノロウイルス対策強化ポイント

細菌は増殖に適した環境(栄養・水分・酸素の有無・温度等)が揃うと増殖することができますが、ノロウイルスは人に感染しないと増殖することができません。嘔吐物等で環境中に排出されたノロウイルスは、自らが増殖するため、環境中で生存して新たな感染機会を待っているのです。

ウイルスの生存性は、温度など環境条件によって大きく異なりますが、ノロウイルスは、環境中での生存性が強く、そのため多様な経路で感染が起こります。(詳しくは「知っておくべき特徴」「多様な感染経路」で。)

多様な経路も、元をたどれば感染者の便や嘔吐物に排出されたノロウイルスです。そこから環境や手指、食品等を介して感染がつながっていくのです。そのため、感染拡大の原因となりやすいトイレ利用後は、手洗いを徹底すると共に、トイレの定期的な清掃と消毒がきわめて重要です。

トイレ使用後は徹底的に手洗い!
流行期のトイレ清掃はノロウイルス対策をプラス!

また、ノロウイルスはきれいな環境より汚れた環境で生存性が長くなることが知られています。日頃から環境を清潔に保つことがノロウイルス対策につながります。

乾燥状態でのネコカリシウイルス生存性試験

平成27年「食品に関するリスクコミュニケーション」ノロウイルスによる食中毒を予防しましょう(消費者庁、厚生労働省) 配布資料より改変
※感染価:試料中に含まれる感染力のあるウイルス量のこと。