食品取扱者のためのノロウイルス対策
汚物の処理
感染者の嘔吐物やふん便には、多量のノロウイルスが含まれており、その適切な処理は感染を防ぐために極めて重要です。ノロウイルスの特徴である突発的な嘔吐や水様便は、広範囲に飛散し汚染します。正しい処理を身につけましょう。
処理時のポイント
感染防止品の着用
処理従事者の感染防止および感染拡大防止立ち入りの制限
処理従事者以外は汚物に近づけない十分な換気
換気を行なって室内のウイルス量を減らす効果的な殺菌剤の使用
処理時にすばやく使用できるよう適切な濃度で常備するとよい広範囲の清浄化
ウイルスは広く飛散・高く舞い上がる処理後の手洗いとうがい
口腔内に残存しているウイルス量をうがいで減らす
知っておこう!汚物の処理方法
「処理した」の安心は禁物
感染者の突発的な嘔吐は、予想以上の広範囲に広がり、わずかの処理しきれなかった飛沫にも多数のウイルスが含まれています。処理をした後も、しばらくは汚染拡大防止策を行うことが重要です。
嘔吐物等で汚染された場所はしばらくの間立ち入り禁止とし、消毒を継続すれば、より確実にノロウイルスを不活化させることにつながります。