食品取扱者のためのノロウイルス対策
食品の加熱調理
ノロウイルスによる食中毒を防ぐためには、食品取扱者や調理器具からの二次汚染を防ぐことに加え、食品を中心部までしっかり加熱することが大切です。
ノロウイルス食中毒の原因食品
食品から直接ノロウイルスを検出することは難しく、食中毒事例のうちでも約7割では原因食品が特定できていません。感染した食品取扱者を介して食品が汚染されたことが原因となっているケースが多いことが、原因商品を特定できない要因となっています。
そのほかの原因としては、ノロウイルスに汚染された二枚貝がありますが、生や加熱不足のものから食中毒が発生しており、十分に加熱すれば食べても問題ありません。
ノロウイルス食中毒を防ぐためには、85~90℃で90秒間以上の加熱
生食はできるだけ避け(二枚貝は特に)、中心部まで十分加熱処理したものを提供しましょう。
二枚貝等ノロウイルス汚染のおそれのある食品の場合は、食品の中心温度85~90℃で90秒間以上の加熱が必要です。