健康づくりレポート

健康づくりレポート

vol.1 豊和化成株式会社


従業員みんなの健康意識を高め、健康寿命を伸ばしてもらいたい。その想いから健康経営の取り組みにサラヤ式活力年齢プログラムを取り入れた豊和化成株式会社様。2024年からの取り組み内容についてお伺いしました。

豊和化成様の会社概要を教えてください。

当社は自動車用のプラスチック部品の製造販売を行っている会社です。主要製品は車室内への風の吹き出し口(レジスタ)や乗員をサポートするアシストグリップなどを設計開発から生産出荷まで一気通貫でものづくりを行い、常に車内空間の快適性を追求しています。従業員は505名(2025年3月時点)で、ここ本社工場にほとんどの従業員が在籍しており、事務作業者が4割、現場作業者が6割くらいの割合です。


製造風景


製造されている自動車用プラスチック部品

サラヤ式活力年齢を始めたのはどうしてですか?

2024年に健康経営を本格的に取り組んでいくことになり、一体何をすればいいのか、どこに相談したらいいのかすらわからない状態でした。相談するなら全然知らない企業よりも、知っている企業に聞いてみよう、ということで、日頃うがい薬でお世話になっていて、衛生・環境・健康に取り組んでいるサラヤさんに相談してみることにしました。サラヤさんから活力年齢についてご紹介いただき、活力年齢を測定し改善していく活動は健康経営の取り組みの1つのKPIになるとご説明いただきました。活力年齢が若いほど健康寿命が伸びるということは知っていましたし、暦年齢と活力年齢にどれくらい差があるのか、個人的にも興味がありました。何もない状態ですから、何か始めないと改善もできないので、まずはやってみることにしました。


具体的な取り組み内容を教えてください。

2024年の6月に周年記念行事がありまして、そこでサラヤさんに活力年齢を測定できるブースを設けていただき、社長や役員たち上層部を対象にした活力年齢測定会を実施しました。測定している姿を見ていた従業員から、自分たちも測定して欲しいと希望する声が挙がり感触的にもいいスタートを切る事ができました。後日、従業員を対象にした測定会を実施したり、測定結果から活力年齢改善に向け講習会やディスカッション等も行いましたが、回を重ねるごとに出席率が下がってしまいました。2024年実施予定のプログラムが全て終わってから、参加者の方にヒアリングを行いましたが「もう参加したくないです。」と言われてしまい、反省点の多い1年となりました。

どう言った意見が多かったのでしょうか?

内容がつまらない。やらされ感がある。と言った意見が多かったですね。実際直近の健康診断結果から各部署で数名出席してもらうなど強制的だったと反省しました。2025年はいきなり数値の改善を目指すより、まずは健康への興味の底上げを目的にテーマを「健康経営の認知拡大とイメージアップ」としました。そこで、最初の取り組みで全員参加で行った足腰強化の運動プログラムが楽しかったと好評いただきました。この日の内容が呼び水となり、以降のプログラム内容も肩こりや腰痛などの日頃みんなが気になっている内容を用意し、所要時間も1回15~30分程度で2日間の開催期間中だったらいつでも気軽に参加できるようにしました。また、開催告知の案内方法も今までは所属長から案内してもらっていましたが、全社メールで全員に直接配信することで見てもらいやすくしたり、食堂に設置されているデジタルサイネージで告知するなど工夫しました。さらに社長が健康に積極的なこともあって、月に1度の動画による社長メッセージの配信でも健康への取り組みについて触れていただけるのも効果的でした。


転倒予防プログラム


肩こり腰痛予防改善


腰痛予防改善指導


活力年齢測定

2025年の活動を経て健康意識の変化を感じますか?

全体的に参加して良かったという意見を多くいただけるようになりました。食事制限のような我慢を強いる話ではなく、かんたんな知識を与えてもらう教育と少し体を動かすセットのプログラム内容にしたことで、納得感と体を動かしてリフレッシュができるのが良いとの声が多かったです。どのプログラムも好評でしたが、特に姿勢を可視化して指導してもらった腰痛改善プログラムが面白かった。と言う意見が多かったです。こういった高評価の声が参加してくれた方から不参加の方に口コミで広がっていくのも感じました。あと、指導いただいた講師の教え方が本当に上手で「講師がすごくいい!」との声も多く、講師の方ってすごく重要なんだなと改めて実感しました。


今後の活動についてお聞かせください。

今回2024-25とサラヤさんのご協力もあって、PDCAサイクルの点を特にご評価いただき、健康経営優良法人2025ブライト500の認定を頂戴しました。ですが、一番大切にしていることは、従業員みんなの健康意識を高め、健康寿命を伸ばしてもらいたい。そのためにさまざまな健康に向けた活動を実施しその先に健康経営優良法人の認定がある。決して認定取得が第一目的になってはいけない。これが会社と運営する私たちの想いです。一方、現業の方がプログラムに参加するには交代要員を設ける必要があることや、労災対策や生活習慣病対策のプログラムは実施できておらず、そこに焦点を当てすぎると強制感による拒否反応が出てしまう恐れを感じています。やはり1年や2年で健康意識を根付かせるのは難しいと課題を感じています。引き続きこれまで参加してくださった従業員の方ともヒアリングを重ね、健康の情報発信と参加しやすい環境作りを行い、更なる健康意識の改善に努めてまいりたいと思います。





インタビューご回答者


  • 総務部 総務課 課長
    河内 隆之 氏

  • 総務部 総務課 総務係
    大水 佳代 氏

企業プロフィール



豊和化成株式会社



所在地 〒470-0496 愛知県豊田市西中山町西宮前45番地1
業務内容 自動車用プラスチック部品の製造・販売
従業員数 505名(2025年3月時点)
ホームページ https://www.kojima-tns.co.jp/howa/

監修運動・食事・健康・医療の包括的研究の第一人者

田中 喜代次 先生

筑波大学名誉教授/教育学博士(スポーツ医学・健康増進学)
筑波大学大学院体育科学研究科修了
大阪市立大学保健体育科講師、筑波大学体育科学系助教授、筑波大学大学院人間総合科学研究科スポーツ医学教授を経て 現在に至る。

受賞
アメリカスポーツ医学会優秀賞
日本体力医学会優秀賞
秩父宮記念スポーツ医学・科学賞奨励賞

アメリカスポーツ医学会フェロー(FACSM)
日本介護予防・健康づくり学会会長、日本健康支援学会元理事長、日本メディカルフィットネス研究会元会長、健康支援事業のコンサルティングサービスを専門的に提供する株式会社THFの代表も務める。