食品取扱者のためのノロウイルス対策

健康管理

ノロウイルスの調理施設への持込みや汚染拡大を防ぐためには、一人ひとりの健康管理がとても重要です。なお、責任者の方は「従業員の健康状態の把握がノロウイルス対策にとってどれだけ重要か」を十分に認識し、組織全体で健康管理に取り組みましょう。

食品の調理に携わる方は

流行期には十分に加熱された食品を摂取する等により感染防止に努め徹底した手洗いを行うなど、自らが施設や食品の汚染原因とならないように注意し、健康な状態を保つように努めましょう。

健康状態の把握は組織全体で

ノロウイルス食中毒は、感染していた従事者等を介して食品が汚染されたことが発生要因の約80%とされています。
ノロウイルス感染に特徴的な嘔吐・下痢といった症状を示さず、軟便や腹部違和感程度の「軽症感染」や、症状の出ない「不顕性感染」の場合もあり、健康チェックは詳細に把握することが望まれます。各個人が自分の健康状態を把握して、責任者に報告し、それを記録するとともに対応の指示を出すといった組織全体での取り組みが重要です。

職場で体調不良を申告しやすい雰囲気作りが大切です

感染者の職場復帰

ノロウイルスに感染しても症状は数日で治りますが、その後1週間程度、長いときには1ヶ月程度はふん便中にウイルスが排出されるため、感染者の職場復帰の時期については根拠を持って判断することが望ましいと言えます。また、不顕性感染者(症状のない感染者)についても、同様に措置をとることが望まれます。

「大量調理施設衛生管理マニュアル」において、不顕性感染を含めた感染者の職場復帰について「検便検査においてノロウイルスを保有していないことが確認されるまでの間、食品に直接触れる調理作業を控えるなど適切な処置をとることが望ましい」と記されています。

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