熱中症を予防しよう

基本的な予防法

  • ウォーキング

    真夏になる前に、暑さに強い体づくり

    日頃から汗をかいて、体温調節を行う習慣は、熱中症対策に有効です。ウォーキングやストレッチなど、気軽に始めてみませんか。

  • 水分・塩分補給

    こまめに水分・塩分補給

    人間は汗をかいて体温を調節します。汗の原料は血液中の水分や塩分なので、体温調節のために水分や塩分を補給する必要があります。また、のどが渇く前に水分を補給しておくことが大切です。なお、アルコールは尿の量を増やし体内の水分を排泄してしまうので注意しましょう。

  • 涼しい服装

    涼しい服装

    涼しい服装ノー上着、ノーネクタイは一般的になりましたが、木綿や麻などの風通しの良い自然素材や、吸汗・速乾性に優れた素材を使った衣類がオススメです。

  • 涼日傘や帽子を着用

    涼日傘や帽子を着用

    太陽の下に出るときは、できるだけ日傘や帽子を着用し、直射日光から守りましょう。

  • 扇風機やエアコンを上手に活用

    扇風機やエアコンを上手に活用

    エアコンの設定温度は28℃を超えないように適切な温度となるようにしましょう。設定温度が低いと、外気温と室温との差が大きくなり体の負担になります。エアコンの気流はサーキュレーターを組み合わせて対流させ、効率を上げましょう。

  • 屋外では日陰を選んで通行

    屋外では日陰を選んで通行

    太陽の下では体力は少しの時間で消耗します。外を歩くときは、できるだけ日陰を選んで通行しましょう。

運動時に注意すること

  • 環境条件の把握をしましょう

    環境条件の指標は気温、湿度、輻射熱を合わせたWBGTが望ましいですが、気温が比較的低い場合には湿球温度を、気温が比較的高い場合には乾球温度(気温)を参考にしても良いです。

    熱中症予防のための運動指針

    熱中症予防のための運動指針

    参照:日本体育協会

  • 状況に応じて水分補給

    状況に応じて水分補給

    暑い時は水分をこまめに補給し、休憩を30分に1回程度とるようにします。長時間の運動で汗をたくさんかく場合は塩分の補給も必要です。飲料は0.1〜0.2%程度の塩分を含んだものが有効です。スポーツドリンクは100mlあたり40〜80mgが目安です。

  • 暑さに徐々に慣らす

    暑さに徐々に慣らす

    熱中症は急に暑くなった7月下旬〜8月上旬に集中しています。また、夏以外でも急に暑くなると熱中症が発生します。これは体が暑さに慣れていない為で、急に暑くなった時は運動を軽くして徐々に慣らしていきます。

  • 個人の条件や体調を考慮

    個人の条件や体調を考慮

    体力のない人、肥満の人、暑さに慣れていない人は熱中症を起こしやすいので、運動を軽減します。特に肥満の人は熱中症を起こしやすいので注意が必要です。また、下痢、発熱、疲労など体調の悪いときは熱中症を起こしやすいので、無理をしないことが大切です。

  • 服装に気をつける

    服装に気をつける

    服装は軽装で、吸湿性や通気性の良い素材にします。また直射日光は帽子で防いでください。防具を付けるスポーツ(剣道やアメリカンフットボールなど)は、休憩時に防具や衣服を緩めるか、はずすなどして、熱を逃がすようにしましょう。

  • 具合が悪くなった場合は早めに措置

    具合が悪くなった場合は早めに措置

    緊急時の為に応急手当の研修や病院等への連絡体制を整えておき、具合が悪くなったら早めに運動を中止して必要な措置をとるようにしましょう。

労働環境で注意すること

  • 職場における熱中症の特徴

    職場における熱中症の特徴

    炉や加熱された製品があり高温多湿の場所では汗が蒸発しにくくなり、脱水状態に陥りやすくなります。また休憩がとりにくかったり活動時間が長くなると身体への負担が大きくなります。加えて、作業着が通気性・透湿性の悪い衣服だと、汗をかいても体温が下がりにくくなります。

  • 熱中症を生じやすい健康状態

    熱中症を生じやすい健康状態

    風邪などで体調不良の時は要注意。下痢等で脱水状態の時は特に危険です。また皮下脂肪の厚い人はリスクが高まります。特定の疾患で、内服薬によっては発汗、体温調整が阻害されやすくなったり、糖尿病は血糖値が高い場合に尿に糖が漏れ、尿で失う水分が増加し脱水状態を生じやすくなります。また腎不全は塩分摂取を制限される場合、塩分不足になり注意が必要です。

  • WBGT値の低減で予防

    WBGT値の低減で予防

    WBGT値が基準値を超えるおそれのある作業場所については、熱を遮る遮へい物を置く、直射日光を遮る、通風・冷房の設備の設置をするなどで低減してください。

  • 休憩場所の整備をしましょう

    休憩場所の整備をしましょう

    冷房を備えた休憩場所や日陰などの涼しい場所に休憩場所を設けてください。また休憩場所には冷たいおしぼりやシャワーなど、身体を適度に冷やすことのできる設備を設置し、水分・塩分の補給ができるようにしてください。

  • 作業時間の短縮をしましょう

    作業時間の短縮をしましょう

    作業の状況に応じ、作業の休止時間・休憩時間の確保、身体作業強度が高い作業を避ける、作業場所の変更を考慮してください。

  • 暑さに慣れさせる

    暑さに慣れさせる

    初めて高温多湿の場所で作業する人や長期間高温多湿の場所での作業から離れていた人は、最初は作業時間を短くし、徐々に慣れさせていきましょう。

  • 水分・塩分の摂取

    水分・塩分の摂取

    のどが乾いていなくても、作業の前後、作業中に水分・塩分の補給をしてください。作業場所のWBGT値が基準値を超える場合は、少なくとも、0.1~0.2%の食塩水、または、ナトリウム40~80mg/100mLのスポーツドリンク・経口補水液などを、20~30分ごとに、カップ1~2杯程度摂取することが望ましいところです。(ただし身体作業強度による)

  • 服装

    服装

    透湿性・通気性の良い服装を着用してください。直射日光下では、通気性の良い帽子などを着用してください。

  • 作業中の巡視

    作業中の巡視

    高温多湿場所での作業中は、作業者が定期的な水分・塩分を摂取しているかどうか、作業者の健康に異常はないか等を確認してください。

  • 日常の健康管理

    日常の健康管理

    睡眠不足、体調不良、前日の飲酒、朝食を抜いていないか、下痢などによる脱水などは、熱中症の発症に影響を与えるおそれがあります。

  • 健康状態の確認

    健康状態の確認

    健康診断結果に基づき、作業時間の短縮・軽減等、就業上の措置を徹底しましょう。熱中症の発症に影響を与えるおそれのある疾患には、糖尿病、高血圧症、心疾患、腎不全、精神・神経関係の疾患、広範囲の皮膚疾患などがあります。また、休憩所などに体温計や体重計を備え、身体の状態を確認できるようにすると安心です。

    以下の場合は熱へのばく露を止める必要があります。

    • 1分間の心拍数が、数分継続して180から年齢を引いた値を超える場合
    • 作業強度のピークの1分後の心拍数が120を超える場合
    • 休憩中などの体温が、作業開始前の体温に戻らない場合
    • 作業開始前より1.5%を超えて体重が減少している場合
    • 急激で激しい疲労感、めまい、意識喪失などの症状が出た場合
  • 緊急連絡網の作成・周知

    緊急連絡網の作成・周知

    病院、診療所などの連絡先、所在地を把握し、緊急連絡網を作業者に周知させてください。