運動時の注意点

運動時における熱中症の特徴

スポーツによる熱中症事故は、適切に予防さえすれば防げるものです。しかしながら、予防に関する知識が十分に普及していないため、熱中症による死亡事故が毎年発生しています。とくにこの数年、猛暑の夏が続き熱中症の危険性も高くなっています。

普段から運動をしていない人

運動時に注意すること

  • 環境条件の把握をしましょう

    環境条件の指標は気温、湿度、輻射熱を合わせたWBGTが望ましいですが、気温が比較的低い場合には湿球温度を、気温が比較的高い場合には乾球温度(気温)を参考にしても良いです。

    熱中症予防のための運動指針

    熱中症予防のための運動指針

    参照:日本スポーツ協会

  • 水分・塩分の摂取

    水分・塩分の摂取

    のどが乾いていなくても、運動の前後、運動中に水分・塩分の補給をしてください。運動指数のWBGT値が基準値を超える場合は、少なくとも、0.1~0.2%の食塩水、または、ナトリウム40~80mg/100mLのスポーツドリンク・経口補水液などを、20~30分ごとに、カップ1~2杯程度摂取することが望ましいところです。(ただし身体作業強度による)

  • 暑さに徐々に慣らす

    暑さに徐々に慣らす

    熱中症は急に暑くなった7月下旬〜8月上旬に集中しています。また、夏以外でも急に暑くなると熱中症が発生します。これは体が暑さに慣れていない為で、急に暑くなった時は運動を軽くして徐々に慣らしていきます。

  • 個人の条件や体調を考慮

    個人の条件や体調を考慮

    体力のない人、肥満の人、暑さに慣れていない人は熱中症を起こしやすいので、運動を軽減します。特に肥満の人は熱中症を起こしやすいので注意が必要です。また、下痢、発熱、疲労など体調の悪いときは熱中症を起こしやすいので、無理をしないことが大切です。

  • 服装に気をつける

    服装に気をつける

    服装は軽装で、吸湿性や通気性の良い素材にします。また直射日光は帽子で防いでください。防具を付けるスポーツ(剣道やアメリカンフットボールなど)は、休憩時に防具や衣服を緩めるか、はずすなどして、熱を逃がすようにしましょう。

  • 具合が悪くなった場合は早めに措置

    具合が悪くなった場合は早めに措置

    緊急時の為に応急手当の研修や病院等への連絡体制を整えておき、具合が悪くなったら早めに運動を中止して必要な措置をとるようにしましょう。