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感染症の基礎知識

感染症の種類と特徴

セラチア菌 セラチア菌とは

セラチアはSerratia属に属するグラム陰性桿菌(棒状、あるいは円筒状をした細菌)で、Serratia marcescensをはじめとする数種類の菌種があります。ちなみにSerratiaとは、イタリアの物理学者Serrafino Serratiの名前に由来し、marcescensは、ラテン語で腐敗を意味する"marco"に由来します。

セラチアは水や土壌に広く分布し、病院や施設だけではなく、一般の家庭でも洗面台などの湿潤環境に存在します。セラチアは赤色からピンクの色素を産生することが多く、洗面台などにバイオフィルムを形成しているのが見えることがあります。

バイオフィルムとは

複数の細菌が共存して複合体を形成し、固体の表面に付着した状態のものの総称です。

セラチアは弱毒性のため、健常者には通常病原性を示さないため、家庭などでは特に注意するべきことはありません。ただし、易感染患者(抵抗力が低下し感染しやすい状態の患者)や患者の感染しやすい部位にセラチアが伝播した場合、呼吸器感染、尿路感染、手術部位感染、血流感染、髄膜炎などを起こし、血流感染などの場合には急速に増殖し、時に死因となることもあります。

感染経路

セラチア菌による感染経路は、ほとんどが接触感染です。
伝播を介するものとしては次の5つが考えられます。