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感染症の基礎知識

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感染対策の基本

図1 PCで事務作業後の手指の微生物汚染状況

「手」は人間にとって便利な道具です。手指を使ってさまざまな行為が行われたり、あらゆる場所で共通の物に触れるため、代表的な伝播経路になります。(図1)正しい手指衛生を行うことが、感染症や食中毒を起こさないために大切です。
手指衛生は、標準予防策の中でも特に重要です。

手洗いが不十分になりやすい箇所

手洗いが不十分になりやすい箇所

右図は手洗いが不十分になりやすい箇所を示したものです。特に指先は手洗いが不十分になりやすく、感染リスクが高くなりやすいので、ポイントを押さえた手洗いが重要です。

医療・介護福祉現場における手指衛生の実践方法

目に見える汚れがない場合

速乾性アルコール製剤で手指消毒

消毒をします。

注意:トイレの後や汚物処理後は、目に見える汚れがなくても、石けんで手洗いを行いましょう。

目に見える汚れがある場合

石けん + 流水で手洗い

石けん液、流水で手荒いし、水分をふきとります。

調理従事者の手洗い

石けん + 流水で手洗い(2度手洗い) + 消毒

※大量調理マニュアルの中で規定されています。

石けん液と流水の手洗いを二度行います。そして水分をふきとり、消毒を行います。

手洗いが必要なタイミング

医療・介護現場の場合

手指衛生のタイミング
1.利用者に触れる前 握手の前、移動などの介助の前
入浴や清拭の前
2.清潔/無菌操作の前 口腔/歯科ケアの前
食事/投薬介助の前
3.体液に曝露された可能性がある場合 口腔ケアの後
排泄物や嘔吐物の処理の後
4.利用者に触れた後 握手の後、移動などの介助の後
入浴や清拭の後
5.利用者周辺の物品に触れた後 寝具の交換の後
ベッドサイドの清掃の後

手洗いが必要なタイミングは、1患者に触れる前、2清潔/無菌 操作の前、3体液に曝露された可能性のある場合、4患者に触れた後、5患者周辺の物品に触れた後です。

調理現場の場合

手洗いのタイミング

  • トイレの後 2度手洗い
  • 嘔吐物、排泄物などの処理後 2度手洗い
  • 食品を取り扱う直前 2度手洗い
  • 外出から戻った時
  • ゴミなど汚れたものを触った時
  • 手袋着用の前後

2度手洗いは 石けん+流水で手洗いを2度行ってください。

おすすめ手洗い、手指消毒手順

手洗い手順

1.指輪や腕時計をはずす。2.まず手指を流水でぬらす。3.泡状の石けん液を適量手の平に受け取る。4.手の平と手の平を擦り合わせよく泡立てる。5.手の甲をもう片方の手の平でもみ洗う(両手)。6.指を組んで両手の指の間をもみ洗う。7.親指をもう片方の手で包みもみ洗う(両手)。8.指先をもう片方の手の平でもみ洗う(両手)。9.両手首までていねいにもみ洗う。10.流水でよくすすぐ。11.ペーパータオルで水気を拭き取り完全に乾燥させる。12.飛び散った水滴も拭いておく

※調理従事者の方は爪ブラシを使用し、2?11を2度行うことをお勧めします。

手指消毒手順

1.噴射する速乾性手指消毒剤を指を曲げながら適量手に受ける。2.手の平と手の平を擦り合わせる。3.指先、指の背をもう片方の手の平で擦る(両手)。4.手の平をもう片方の手の平で擦る(両手)。5.指を組んで両手の指の間を擦る。6.親指をもう片方の手で包み ねじり擦る(両手)。7.親指をもう片方の手で包み ねじり擦る(両手)。8.乾くまで擦り込む

おすすめツール

  • 速乾性手指消毒剤

    ウィル・ステラVH

    ウイルス・細菌対策に。広範囲の微生物に作用する手指消毒剤。

  • 手指消毒用アルコール

    アルペット手指消毒用

    食品添加物にも使用されている成分を配合した手指消毒剤。

  • 手洗い用石けん液

    シャボネットP-5

    手洗いと同時に殺菌・消毒ができる石けん。香料配合タイプ。

  • 手洗い用石けん液

    ウォシュボンSフォーム

    手洗いと同時に殺菌・消毒ができる白色の泡状石けん。香料配合タイプ。