病態別食事のポイント
食物を消化するために分泌される胃液によって、胃の壁が自己消化されてしまう病気です。ストレスや不規則な食生活、過度の飲酒や喫煙などが主な原因ですが、高齢者の場合、薬の飲みすぎによって潰瘍ができるケースが多いのが特徴です。
アルコール、炭酸飲料、タバコは厳禁です。香辛料もなるべく避けましょう。 ただし、痛みを訴えていなければ、基本的に何を食べても構いません。症状に応じて高齢者の嗜好に合わせた味付けにしましょう。
消化のよい食事が基本ですが、病気と闘う体力をつけるため、また、潰瘍で傷ついた胃粘膜を丈夫にするため、たんぱく質・ビタミン・炭水化物をバランスよくしっかりと摂りましょう。
極端な空腹、暴飲暴食は厳禁です。ゆっくり噛んで楽しみながら食事をするようにしましょう。一日の食事量を5~6回に分けて摂ると胃の負担が少なく、おすすめです。
食後はしばらく休憩を。