サニテーション総合カタログ2024

うがいは、古くは平安時代から行われてきたとされ、言葉の由来は「鵜飼」から来ています。また、スペイン風邪が大流 行した1919(大正8)年に、旧内務省が作った「流感予防標語」には「うがいせよ 朝な夕なに」と記載されており、日本 独特の文化として広く社会に定着してきました。 うがいをすることで、のど本来が持つ防御機能を高めるとともに、物理的な洗浄効果によって口腔やのどを清潔にし ます。 口臭対策や感染対策として、うがいをもっと日々の生活に取り入れてみませんか? 空気は鼻や口から入り、のどを経て気管を通過し、肺に入ります。 気管には線毛があり、異物が肺に入るのを防ぎます。のどを通っ た空気中の汚れは、線毛運動によって咽頭や咽頭付近に集めら れ、痰として出されたり、食道を経て胃の中に飲み込まれたりし ます。気管の線毛は空気中の汚れをろ過するフィルターの役目を 果たします。うがいは、この汚染物質の排出を助けるのです。 のどは空気中の汚れを取るフィルター 咽頭 いんとう 鼻腔 びくう 口蓋垂 こうがいすい 口腔 こうくう 気管 きかん 喉頭 こうとう 食道 しょくどう 健康のために、毎日のうがい うがいを、もっと身近な習慣へ 1 感染対策 47

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