サニテーション総合カタログ2024

2 1 感染対策 手指衛生の考え方 施設入口での手指消毒 手順を定めずに手洗いを行うと、洗浄率が悪く、衛生的手洗いの目的である通過菌の除去が不十分となるだけで なく、仕上がりのばらつきも大きいというデータがあります。 洗い残しの多い親指周りや爪、指先、指の間などを意識して「洗って、ふいて、消毒」までできる手順を定め、 手指衛生の品質を高めることが感染対策につながります。 施設内に感染源を持ち込まないために、エント ランスをはじめ出入口での手指消毒を徹底し ましょう。 衛生的かつ簡便に手指消毒が実施できる ノータッチ式ディスペンサーや、ディスペン サースタンドを活用することで、手指消毒を行 いやすい環境が整い、遵守率向上につながり ます。 ディスペンサー ▶P.25〜 調理従事者向け 調理従事者等の手洗いについては、「大量調理施設衛生管理マニュアル」の中で、石けんと流 水による手洗いを2度繰り返し、その後消毒用アルコールを使用することが規定されていま す(作業開始前や用便後、配膳の前など)。 洗って 石けん 流水 洗って 石けん 流水 消毒 速乾性アルコール製剤 ふいて 洗って ふく 目に見える汚れがある場合 石けん 流水 で手洗い + 消毒 目に見える汚れがない場合 速乾性アルコール製剤 で手指消毒 トイレの後や汚物処理の後は、目に見える 汚れがない場合も、石けんによる手洗いを 行いましょう。

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