サニテーション総合カタログ2024

1 感染対策 サラヤの創業は1952年。当時戦後の混乱もあって衛生状態が悪い日本に、 据え付け型の液状手洗い石けんを開発したのが始まりです。 手洗い・うがいは、古くから日本で日常の生活習慣として根付いていましたが、 近年のインフルエンザやノロウイルス、新型コロナウイルスといった感染症流行の経験により、 「手洗い」だけでなく「手指消毒」の実施が一般に浸透しました。 手指衛生を原点とするサラヤは、手を洗う・消毒するという常識化した行為を プロの目線で捉え、より効率的に、より付加価値高く ご提案・サポートし続けます。 親指や指先、指の間などは手指衛生が不十分になりやすいと報告されて います(図2)。 手洗いも手指消毒も、これらの部位に注意して丁寧に実施する必要があり ます。また、使用液を正しい知識をもったうえで選択することも大切です。 手洗い石けん液 一覧表 ▶P.3 手指消毒剤 一覧表 ▶P.11 手洗いが不十分になりやすい部位 手は汚染を運ぶ媒体! 「手」は人間にとって便利な道具です。しかし同時に、細菌にとっても伝播 のための便利な媒介物です。あらゆる場所で様々なものに共通に使われる ため、代表的な伝播経路となります(図1)。 きちんとした手指衛生を行うことが、感染症や食中毒を起こさないために 大切です。 手指衛生は感染対策の基本です 図1 PCで事務作業後の手指の微生物汚染状況 手指衛生はサラヤの原点 衛生環境の向上を目指して 1 :最も不十分になりやすい部位 :不十分になることが多い部位 :不十分になることが少ない部位 手の平 手の甲 参考:Taylor, L., Nursing Times, 74,54(1978) 図2 手洗いが不十分になりやすい部位

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