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感染と予防

感染症Q&A

感染症に関する素朴な疑問にお応えします。

インフルエンザ関連

インフルエンザウイルスは目から感染を受けることがあると聞きましたが、どの程度なのでしょうか?
インフルエンザの感染経路をまず思い出してみましょう。患者の鼻水、咳やクシャミによって飛び散るしぶき(飛沫)には、インフルエンザウイルスが含まれています。
ですから、しぶき(飛沫)を直接吸い込むことにより、それに含まれるウイルスが鼻やノドの呼吸器粘膜に付着して感染が起こるのが、飛沫感染です。
また、インフルエンザウイルスは飛沫感染以外に接触感染もします。ウイルスを含んだ飛沫で汚染されたものにまず手指が触れて、その手指を舐めたりして病原体が侵入する場合が接触感染です。そして、目からの感染は、飛沫感染と接触感染の双方で起こります。
まず飛沫感染としては、咳やくしゃみの飛沫が目にかかった時に感染する場合があると考えられています。なぜなら、鼻やノドと同様に、目も結膜など粘膜で覆われており、インフルエンザウイルス感染の侵入門戸となるのです。医療従事者が患者さんの診療や検査をする際にゴーグルをしている姿が、昨年の新型インフルエンザ騒動の最中にはしばしば映し出されましたが、これは目をめがけて飛び散る病原体を含んだ飛沫から目の粘膜を遮蔽することが目的です。
また、私たちは手指で目を擦ったりすることがしばしばあり、目の粘膜は接触感染のルートにもなります。このような機序を考えれば、目からの感染は、鼻やノドを介するよりは起こる頻度としては低いのではと推測されます。
インフルエンザ予防接種に望ましい時期はいつですか?
インフルエンザワクチンは、接種してから効果が現れるまでに2週間程度を要し、接種半年後には抗体価が低下します。
インフルエンザは、日本では1月から3月を中心に流行しますから、流行期にワクチンの効果が期待できるように接種を計画しましょう。
毎年新しく製造される不活化インフルエンザワクチンは、10月中旬くらいに医療機関に届きますが、12月中旬までにはワクチンを受けておくことが望ましいと考えられます。
また、年少のお子さんには2回接種が必要です。13歳未満は2回接種、13歳以上は1回の接種でも可と添付文書に記載されています。2回接種が必要な年少のお子さんは、カゼをひいたりして接種が延期になることの多い年齢層です。早目から計画をたてることが、接種機会を逃さないコツです。
インフルエンザとかぜの違いを教えてください。
インフルエンザ(流行性感冒)とかぜ(普通感冒)の大きな違いは、症状の重さと原因ウイルスの感染力です。
インフルエンザはインフルエンザウイルスによって引き起こされる疾患です。A型、B型は感染力が強く、大きな流行を起こします。
典型的なインフルエンザは、ウイルスの感染を受けてから1~3日間の短い潜伏期を経て、38℃以上の高熱や頭痛、筋肉痛、関節痛、全身の倦怠感などの症状が突然あらわれ、この後、せき、鼻汁などの上気道炎症状が続き、約1週間で軽快します。
患者からの感染性は、発症の1日前からあり、24時間~48時間がもっとも高く、その後は急に低下します(全体で5~10日間)。ただ小児の場合はもう少し長くなるようです。
一方、かぜの原因ウイルスは特定のものではなく、約10種ほどのウイルス(型によって分類すると200~300種類)によるものです。ウイルスによって症状に違いはあるものの、一般的に症状は鼻水など軽いものです。
ウイルスの感染力もあまり強くなく、例えば、ライノウイルスの感染経路を調べる実験で、感染した人としていない人をひとつの部屋に入れ、故意に鼻水や唾液のついた手で触れたり、キスをしたりしても、なかなか感染しなかった例もあります。症状も一般に軽く、全身症状はほとんどありません。
かぜの二次感染にはどういうものがありますか?
かぜは通常であれば症状は3~4日で治まります。それ以上経っても症状がよくならない場合は、二次感染を起こしている可能性があります。気管支ぜんそくを持っている子どもは、ウイルスや細菌が繁殖しやすく、ぜんそくの発作が誘発されることもありますので、特に注意が必要です。症状が長引くと思われる場合は、早めに受診しましょう。
二次感染は細菌が原因になることが多いので、かぜの治療の際に二次感染の予防のために抗生物質が投与されていましたが、それが耐性菌の原因になるとのことで現在は控えられることも多くなっています。のどの炎症から起こる場合もありますので、うがいを励行しましょう。

かぜによって起こりやすい二次感染

気管支炎 気管支に細菌が感染。乾いたせきから激しいせきとなり、膿のような痰が出たり、胸の痛みなどが起こる。
肺炎 細菌による炎症が肺まで達して起こる。高熱や激しいせき、胸の痛み、呼吸困難など。
中耳炎 のどの炎症が原因で、中耳にウイルスや細菌が感染。耳の痛み、耳漏(みみだれ)、発熱などが起こる。
髄膜炎・脳炎 髄膜や脳にウイルスや細菌が感染して起こる。頭痛や高熱、嘔吐、けいれん、意識障害など。

うがい関連

口腔内の微生物検査で、水でのうがいでは細菌数が減らず、ポビドンヨード配合のうがい薬で菌数が減ったという結果が出ました。口腔内の常在菌が減るのもよくないと思いますので、どのように使い分ければよいのでしょうか?
毎日の健康管理などのうがいには(水や)作用の穏やかなうがい薬を用い、身の回りでインフルエンザが流行している時などの短期間にはポビドンヨード系うがい薬という使い分けをお勧めします。
理由としてはポビドンヨードは、ヨウ素のもつ刺激をポビドン(ポリビニルピロリドン)という化合物と配合することによって抑えた、粘膜にも使用できるヨウ素系消毒剤ですが、殺菌力は中水準消毒剤(他にアルコールや次亜塩素酸ナトリウムなど)に分類される比較的強いものです。
したがって、常在菌にも影響があるのではと考えられています。ただ、常在菌は一度減ってもまた元のレベルまで戻ってきますので、ポビドンヨードを日常的に用いるなど長期間使用する場合に問題になると考えられます。 うがい薬は、ポビドンヨードを有効成分とするものだけでなく、低水準消毒剤に分類されるクロルヘキシジンやグリシン系両性界面活性剤などを有効成分とするものもあります。これらはポビドンヨード系のものよりも殺菌力は劣りますが、そのため常在菌への影響も少なく、界面活性作用がありますので水よりも洗浄力が優れています。
※医師の診断でポビドンヨード系うがい薬が処方される場合は、この限りではありません。
うがいを行う理由は何ですか?
うがいは、かぜなどを引起こすウイルスが感染するのを防ぎ、のどの粘膜の防御機能を助ける働きを持っています。のどの粘膜や上気道から埃などの汚れを除去するとともに、乾燥しがちなのどの粘膜に、十分な湿り気を補給して粘膜の働きが弱まるのを防ぎます。
さらに、のどの粘膜や血管を強化し、粘液の分泌や血行を盛んにすることで病原体への抵抗力を高められます。頻繁にうがいを行ってのどの粘膜の働きを高めましょう。
うがいに関する情報は、「うがいでエチケット」をご覧ください。

その他

壁や椅子などの血液が付着し場合の対処方法について教えてください。
血液の対処は標準予防策(スタンダード・プリコーション)に則って行います。
標準予防策とは、人の血液や体液など分泌排泄されるもの(湿性物質:尿、痰、便、膿など)は、すべて感染の危険性をもっていると考えて、血液等に触れないようにするために保護具を着用したり、適切に処理したりする予防策です。血液は、通常ペーパータオルなどを用いて血液を除いた後、0.1%の次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)を用いて清拭します。量が多いなど一度に除去できない場合は、もっと濃い(0.5~1%)の次亜塩素酸ナトリウム液を用います。
金属腐食や漂白作用のために次亜塩素酸ナトリウムが使用できない場合は、代わりに消毒用アルコールを用います。作業は手袋を着用し、手袋を外した後、手をよく洗います。
ここ数年、各地で大地震などが発生していますが、災害時の感染対策について教えてください。
災害時の感染対策としては、(1)外傷の対策、(2)患者から医療従事者への対策、(3)環境変化・衛生状態の悪化への対策の3つに分けられると思いますが、ここでは、空気・飛沫・接触感染の対策、飲食物、排泄の対策などによる(3)の対策について回答します。
人が集まる避難所は、たいへん混雑しており、人との距離が近いため、インフルエンザや感冒などの飛沫感染が危惧されます。また空調が不十分なため結核などの空気感染も起こり得ます。これらの対策としては、可能な限り避難所ではなるべく人との距離を保ち、マスクを着用、手洗い、うがいを心がけます。また、避難所の風通しがよくなるように、1 日に数回は窓を開けて空気を入れかえることも大切です。
飲料水、食料の確保も感染対策に重要です。給水車やミネラルウォーターがなく、数日溜め置きした水や雨水、川の水などしかない場合は、煮沸してから使用するようにします。食料品は、古いものはさけ、暑い時期には保存しないようにします。炊き出しやおにぎりなどを作る場合は、少しでも細菌の付着を減らすために手袋を着用して作るようにします。
災害時の衛生対策はこちら
海外からの物資(荷物)に感染症ウイルスや細菌が付着して感染が広まることはあるのでしょうか?
一般に細菌やウイルスは、外的環境の中で長い期間生存できないので、荷物などに付着して感染が広まるということは少ないと思われます。
ただ、これと似たような例として、デング熱があります。デング熱ウイルスを保有している蚊に刺されることにより感染しますが、貨物船などで蚊が持ち込まれ、発生地域が拡大したと言われています。
北米で流行していたウエストナイルウイルスの場合は、蚊が航空機に乗って持ち込まれることが懸念されています。蚊などの病原微生物を運ぶ昆虫(ベクター)も、環境が変わると通常長くは棲息できず感染の流行に至ることは少ないのですが、温暖化などによってベクターの生息地が拡大している可能性が指摘されています。