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感染と予防

子供の感染対策コラム

No.1 気をつけたい子どもの感染症-冬号-

児童が集まる場の感染症対策の情報をお届けします

「子どもと感染症」をテーマに連載開始です

味覚の秋、スポーツの秋、読書の秋となりましたが、皆様、お元気にお過ごしでしょうか。今回から「子どもと感染症」をテーマに連載を担当することになりました。日頃の感染症対策の実践に際して、子どもへのケアは必要不可欠です。その時々に合ったテーマを取り上げて、簡単に解説を加えてゆきたいと思います。今回は、これから寒い季節に向かうので、秋から冬にかけて気をつけたい子どもの感染症、なかでも咳や鼻水など呼吸器の症状が主に現れる呼吸器感染症についてお話します。

RSウイルス感染症

1.流行の時期は?

近年では秋をむかえる頃には流行が始まっていることが多いので、すでに皆さんの周りで患者増加が報告されていると思います。もっとも流行するのは、11月から1月にかけてです。

2.病原体名の由来は「呼吸器に感染するウイルス」

RSウイルスの「R」は呼吸器(Respiratory)、「S」はウイルス感染後の細胞の形態(合胞体:syncytial)を意味しています。その名が示す通り、呼吸器の症状が主体で、軽症のカゼ程度の鼻水や咳だけのこともありますが、高熱がでたり、喘息のようなゼーゼーや咳をともなうことがあります。

3.重症化しやすいのは新生児や早期乳児

咳や鼻水とあわせて、ゼーゼー(喘鳴、ぜんめい)や呼吸困難がみられます。「細気管支炎」という病像で、新生児や生後数か月までの早期乳児がなりやすいのです。早産児や出生時に低体重であった児、生まれつきの心臓の病気(先天性心疾患)や慢性の肺の病気を持っている児では、さらに重症化のリスクが高まります。時には、急に呼吸が止まってしまう(無呼吸)こともあります。

4.家族内感染に注意

家族内で感染伝播しやすい病原体です。年長児や大人がかかった場合は、症状が軽い場合も多く、通常のカゼと区別がつかないこともしばしばです。ところが、飛沫感染や接触感染によって、家族内の新生児や乳児にこのウイルスがうつると、重症化してしまいます。重症の細気管支炎の乳児の家族に軽いカゼ症状の者が居て、そこが感染源ということがしばしばあります。

5.感染対策について

予防のためのワクチンは、まだありません。アルコール消毒は有効で、手洗いや速乾性消毒薬で手指衛生に心がけます。患者の唾液や鼻水から感染するため、それらが付着したものは感染源となります。咳などの呼吸器症状がある場合、マスクを着用することで、他人へ感染伝播するリスクを減らすことに役立ちます。

6.参考資料

RSウイルス感染症に関するさらに詳細な情報については、下記の資料を参考にするとよいでしょう。

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インフルエンザの季節を間近にひかえて

冬になるとインフルエンザの流行が襲来します。インフルエンザの重症化が懸念されるのは、子どもと高齢者です。流行期を間近にひかえて、感染対策の準備を心がけるために、昨シーズン(2015/16シーズン)のインフルエンザについて解説しておきます。

1.流行時期と規模は?

2015/16シーズンの流行は、例年より少し遅い時期に認められました。1月上旬に流行が始まり、2月上旬から中旬にかけてピークをむかえました。推計受診者数は過去2シーズンより多く、15歳未満の小児患者は前シーズンより増加しました。

2.流行したウイルスの型は?

2シーズンぶりにAH1pdm型のウイルスが流行の主流でした。1月下旬からはB型ウイルスの検出も増加しました。2014/15シーズンはAH3型ウイルスが流行し、B型ウイルスの検出は2015/16シーズンよりも少なかったので、1シーズン前とは異なる流行ウイルスパターンだったといえます。

3.入院患者の動向

入院患者数の推移をみると、AH3型ウイルスが流行した2014/15シーズンは高齢者の入院が増えましたが、小児の入院患者数はAH1pdm型ウイルスが流行したシーズン(2013/14,2015/16シーズン)の方が多い傾向にありました。

4.インフルエンザ脳症の患者数

小児で気になる合併症である「インフルエンザ脳症」ですが、過去3シーズンでは2015/16シーズンの報告が最も多く、223例(国立感染症研究所暫定値)でした。これは、小児のインフルエンザ患者数が多かったことと関連があるかもしれません。

5.参考資料

2015/16シーズンのインフルエンザに関するさらに詳細な情報については、下記の資料を参考にしてください。

国立感染症研究所、厚生労働省結核感染症課:今冬のインフルエンザについて(2015/16シーズン)平成28年8月31日

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PROFILE

川崎医科大学 小児科

教授中野 貴司

中野先生1983年信州大学医学部卒業、1983年三重大学医学部付属病院小児科研修医、1984年尾鷲総合市民病院小児科、1985年国立療養所三重病院小児科、1987年ガーナ共和国野口記念医学研究所派遣(2年間)、1989年三重大学医学部小児科、1995年国立療養所三重病院小児科(この間、中国ポリオ対策プロジェクトへ1年間派遣)、2004年4月 独立行政法人化により"国立病院機構 三重病院"と改称、2010年7月 川崎医科大学小児科教授、現在に至る。

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