■日常の衛生管理方法 【ご家庭向け】
介護保険法により指定されている福祉用具については、貸与事業者から衛生管理作業を経た用具を貸与することができます。しかし、貸与サービスに関わらず福祉用具を使用する高齢者は抵抗力が弱い事が多い為、日頃からの衛生管理は感染を未然に防ぐ為の重要な手段となります。
そこで今回は、ご家庭で皆さんがおこなえる衛生管理方法の主な例について、ご紹介したいと思います。
【 ご家庭向け <車いすの場合> 】
車いすの衛生管理は、通常、消毒剤にたっぷりと浸した布で全体を清拭します。とくに利用者や介護者の手が触れる部分を中心に行ないます。(各部の材質によって消毒剤は異なります。)

【 家庭向け <手すりの場合> 】
逆性石けん、両性界面活性剤、グルコン酸クロルヘキシジン等の消毒液を含ませた布できれいに拭いた後、清潔な水で水拭きします。
アルコールにより劣化する材質でなければ、アルコールを 含有した布で拭いてください。
【 家庭向け <マットレス・サイドレールの場合> 】
マットレス(カバーはずし後)は、日光にさらしておくことで、カビ、花粉、 綿ほこりを取り除きます。
2~3日干すことが望ましいのですが、通常天気が良い日に1日干すことでも効果はあります。定期的に行なうことをお薦めします。
サイドレールは、通常は水拭きでかまいませんが、1週間に1度は 逆性石けん、両性界面活性剤、グルコン酸クロルヘキシジン等の消毒液 を含ませた布できれいに拭いた後、清潔な水で水拭きをします。
錆びを防ぐため、水気はしっかりと取り除くことが必要です。
福祉用具には、製造メーカーによっても材質等が様々あります。その為、同じ部位によっても材質や型式が異なるものもあります。
今回ご紹介した衛生管理方法は、すべての福祉用具について適用というわけではありませんが、主な衛生管理方法例として、ご紹介しました。
ご存知の通り、要介護の方は抵抗力が低下しているため、感染を受けやすい状態にあります。そのような方から介護者が感染したり、その介護者が要介護の方を感染させる要因となったりと、どの立場にとっても日頃の衛生管理行為は重要なことです。
ぜひ、再度現在の衛生管理方法を確認し、適切な衛生管理方法を身につけて欲しいとおもいます。