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サラヤ 福祉ナビ

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口腔ケア

口腔ケアの基礎知識

口腔ケアとは

日常的に家庭などで行われる口腔ケアは、歯ブラシ、糸ようじ、歯間ブラシ、舌ブラシなどを使って、歯、歯肉、舌、義歯を清掃し、口腔内を清潔にすることです。歯科の専門家が行なう口腔ケアは、口腔内の疾患の予防や口腔の周囲を含めてリハビリテーションを行なうことです。この二つのケアで、口腔内を清潔にし、むし歯や歯周病を予防し、口臭を消し、さらに全身の健康を守ります。

口腔ケアの目的と評価

目的

何歳であっても、人として自分の顔・表情に自身を持って生活すること、そしてまわりの人はその人に対し社会生活をともに過ごす人と思って接する。このような状態が続くようにすることが、口腔ケアの一番大きな目的です。

具体的には・・・

歯、歯肉、舌、頬、唇を健康な状態にすることで、以下の事柄が可能な生活を長く送れるようにすることが、口腔ケアの大きな目的なのです。

  • むせたり咳き込んだりせずゆったり食べられる
  • よく噛んで楽しく人と会食できる
  • 好きな物がよく食べられる
  • 口臭がない
  • お通じがよくお腹がすっきりする
  • 立ったり座ったり自由にでき、行きたい所へ行ける
  • 人と会い、話すことが楽しめる
  • 口腔の乾燥がない

評価

口腔にトラブル?

以下の項目に心当たりのある場合、口腔にトラブルがおきていることがあります。

  • 好きな物を食べなくなった
  • 食が細くなった
  • 咳や痰、食事中のむせが多い
  • 家族と別に食事をする
  • 人と会いたがらない
  • 人と話をしたがらない
  • よく物につまづいたりよろけたりする
  • 急に物忘れが多くなった

以上の項目がいくつか当てはまる場合、口腔ケアチェックシートを参考にして、口腔内を観察し、口腔ケアの方法を工夫しましょう。

もっと詳しく

口腔ケアの定義

"口腔の疾病予防、健康保持増進、リハビリテーションにより、QOLの向上を目指した科学であり技術"であるとされています。広義では、フッ素塗布から、ブラッシング・うがい・清拭・義歯の保管や手入れ・摂食嚥下リハビリテーション・食介護・マッサージなど幅広く、狭義では、ブラッシング・うがい・清拭・義歯の保管や手入れ・舌苔や口腔乾燥への対応などとされています。

〜喫食障害〜

喫食とは、"心穏やかに、楽しく、語らいながら、優しい、明るい雰囲気の中で美味しく食事をする事"と考えられます。
"喫"は、喫茶、喫煙、満喫と使われています。喫食障害とは、美味しく食べる事(喫食)が障害を受けることで、具体的には、歯痛、歯牙の欠損、義歯の不適合や破損、口腔乾燥、嚥下障害、麻痺や疾病とその後遺症、不自由な身体、不安な心、冷たい雰囲気、薄暗く不潔な部屋、騒音や不自然な色、孤独などが挙げられ、それらの要因が絡み合っていると言えます。口腔ケアは、『喫食障害を、関係職種が連携を図り、取り除いていくこと』ともいえるのではないでしょうか。

口腔ケアと感染対策

口腔ケアにおける感染防止

病原体が体に入っても、元気で抵抗力があると発病しません。そこで、口腔内の健康を守るためには、全身の健康に注意することが大切です。
口腔ケアを行う時、ケアする人が感染したり、他の人に感染を広げることはあまりありません。しかし、わずかの可能性にも注意をはらい、感染対策をする必要があります。

具体的な感染対策について

1) ケアを受ける人の対策

  • 歯ブラシ、コップ、タオルなどは個人専用にする。ペーパータオルなど使い捨て商品を使う。
  • インフルエンザの予防接種をする。
  • 入浴などで体を清潔にする。
  • 洗濯し、日に干した清潔な衣類や寝具を使う。
  • 適当な食事、睡眠、運動を心がけ、体力を保つ。
  • ストレスをためない工夫をする。
  • 定期健診を受ける。
  • 体調が悪いときは早めに受診する。

2) ケアを行なう人の予防策

  • ケアの前後に手洗いとうがいをする。
  • ケアを行う時、マスク・ゴム手袋・保護メガネ・使い捨てエプロンやガウンなどを身に着ける。
  • インフルエンザの予防接種をうける。
  • 適当な食事・睡眠・運動を心がけ、体力を保つ。
  • ストレスをためない工夫をする。
  • 皮ふ、特に手指に傷を作らないように注意する。
  • 入浴などで体を清潔にする。
  • 定期健診を受ける。
  • 体調が悪いときは仕事を控える。
  • 血液に素手で触れた時は、すぐに手洗いし、消毒液で消毒する。
  • ケアを行う時、相手の口腔内を含めて、体調や皮膚に変化がないか観察する。

3) 環境の管理

  • 換気と床や壁の清掃をする。
  • 衣類は洗濯し、よく乾かす。
  • 寝具などを日に干す。
  • 洗濯し、日に干した清潔な衣類や寝具を使う。
  • 血液が床にこぼれた時は、薄めたジアノック(次亜塩素酸ナトリウム)などでふき、その後濡れた雑巾でふく。
  • 風呂やトイレを共同で使う時は、日常の掃除を丁寧に行い、定期的に消毒する。

4) 機材の処理

  • 歯ブラシやコップはよく洗い、乾燥させて、ひとり分ずつ分けて置いておく。
  • 血液や唾液を拭いたティッシュやペーパータオル、使用後の使い捨ての手袋やエプロンはビニール袋に入れ、
    ビニール袋の口を閉じて捨てる。