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感染症Q&A

手指衛生

「まず手洗い」といわれますが、それだけで感染を防ぐことができるのですか?

手洗いは、医療関連感染を防止するための最も重要な手段です。医療関連感染は、手を介して伝播されることが多く、手洗いは感染対策の基本となります。

一般的に、手洗い方法は目的に応じて「日常手洗い」、「衛生的手洗い」、「手術時手洗い」の3つに分類されます。

[日常手洗い]石けんと流水を使用して、汚れや通過菌の一部除去を目的とし、食事前やトイレの後など、日常生活で行う手洗い。

[衛生的手洗い]汚れを落とすだけでなく、通過菌の除去を目的とし、主に医療介護従事者が、医療行為や介護の前後に行う手洗い。

[手術時手洗い(手術時手指消毒)]通過菌の除去と常在菌の減少、増殖抑制を目的とし、手術スタッフが手術前に消毒薬を使用して行う手洗い。

介護の前後で行なっていただくのは、「衛生的手洗い」です。

「感染対策に手洗い・手指消毒をしましょう」といわれますが、どんなタイミングで行なえば良いですか。

手指衛生遵守率の向上は、感染対策を行う上で重要な課題です。しかし、単に手洗いや手指消毒を行うだけではなく、必要なタイミングで確実な手指衛生を実践することが大切です。

介護を行う中で手指衛生が必要となる場面は数多く存在します。WHO(世界保健機関)は、患者ケアを行う中で手指衛生が必要となるタイミングを医療従事者に明確に伝えて容易に思い出させるために、患者ケアにおける手指衛生のポイントを下記5項目にしぼり、2009年の「医療における手指衛生に関するWHOガイドライン」の中でイラストとともに紹介しています。それを元に介護におけるタイミングを示します。

  1. 1.利用者に触れる前
  2. 2.清潔/無菌操作の前
  3. 3.体液に曝露された可能性のある場合
  4. 4.利用者に触れた後
  5. 5.利用者周辺の物品に触れた後
手洗いができないときは、どうすればよいですか?

手指衛生を行う上でのポイントは、"目に見える汚れがある場合"は、普通石けんと流水で手洗い(15秒以上)を行ない、"目に見える汚れがない場合"は、アルコール手指消毒剤で手指消毒(15秒以上)を行ないます。ただし、目に見えて汚れていなくても、嘔吐物・排泄物等の汚染が考えられる場合や、消毒薬抵抗性の強い芽胞形成菌などの微生物を対象とする場合には、石けんと流水により物理的に除去します。

1人で手洗いができない利用者の手洗い介助は、どうすれば良いですか。

利用者の間で感染が広がることを防ぐため、食事の前後、トイレの後を中心に出来る限り石けんと流水による日常的な手洗い習慣が継続できるように支援します。認知症などにより、清潔観念や清潔行為に問題がある方に対しては、柔軟な対応が必要です。

利用者の手洗いは、石けんと流水による手洗いを行ないます。手洗い場まで移動ができる利用者は、スタッフの介助等により、手洗いを行ないます。困難な場合は、アルコール手指消毒剤や、除菌効果のあるウェットティッシュを利用します。

手荒れが原因で感染することはありますか。

手指衛生の回数が多くなると、手荒れ(皮ふ損傷)の危険性が高くなります。手荒れが起こると、手指衛生の遵守率が低下するだけでなく、皮ふに付着した細菌数の増加にもつながるため、接触感染の危険性が高くなります。したがって、感染対策において手荒れ対策も非常に重要です。

手荒れの多くは、頻回の手洗いや手指消毒、気象条件などにより発生すると考えられますが、手洗い剤や手指消毒剤の種類、手洗い時の水温、自宅でのケア、暖房の効き過ぎ等も影響します。このように、手荒れの要因は非常に複雑ですので、総合的な対策を考慮する必要があります。

    [手荒れ防止対策(例)]
  • 手指衛生には皮ふ保護成分を含む製品を選ぶ
  • 自分に適した手洗い剤や手指消毒剤を選ぶ
  • 低刺激性の手袋(パウダーフリー、ラテックスフリー等)を有効活用する。
  • 温水を使用しない
  • ペーパータオルの品質、拭き方に注意する
  • ハンドケア剤を用いる