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pro-福祉ナビ-感染症の基礎知識

感染症Q&A

レジオネラ

塩素系薬剤にはどのような種類がありますか?

塩素系薬剤には、以下表に示すように、次亜塩素酸ナトリウム(液剤)、次亜塩素酸カルシウム(散剤、顆粒、錠剤)、塩素化イソシアヌル酸(顆粒、錠剤)などがあり、その使用方法は種類によってそれぞれ異なります。しかし、どの塩素系薬剤を使用しても、水中で次亜塩素酸が生じ、その殺菌効果によって消毒が行なわれます。

種類有効塩素(%)症状
次亜塩素酸ナトリウム5~10液体(アルカリ性)
次亜塩素酸カルシウム  
さらし粉30固体(アルカリ性)
高度さらし粉70固体(中性)
塩素化イソシアヌル酸  
トリクロロイソシアヌル酸ナトリウム85~90固体(酸性)
トリクロロイソシアヌル酸カリウム  
ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム60固体(酸性)
ジクロロイソシアヌル酸カリウム  
遊離残留塩素の測定はどのくらい行なえばよいですか?
1日に2回程度ではなく頻回(1時間、2時間おきなど)に測定し、その記録を3年以上保管して下さい。
塩素系薬剤で浴槽水を消毒する場合の注入(投入)量はどれくらいですか?

塩素系薬剤の添加量は、入浴者数、循環式浴槽の形態・仕様、ろ材などの汚れの状況、水質などにより、遊離残留塩素の消費量が異なるため、湯量(浴槽内+ろ過装置+配管内の合計)からだけでは一概に決定することはできません。浴槽水の遊離残留塩素濃度を測定しながら、その量を決める必要があります。


下記を参考として、遊離残留塩素の消費が全くないことを条件に、湯量から求めた塩素系薬剤の添加量の算出例を示します(有効塩素濃度は各塩素系薬剤に記載されています)。

【例1】
湯量が10m3の浴槽に、塩素系薬剤として有効塩素濃度12%の次亜塩素酸ナトリウム溶液を用いて、浴槽水の遊離残留塩素濃度を0.4mg/Lにするには...。

数式

したがって、塩素系薬剤を33.3mg添加することになります。

レジオネラ感染症に罹らないようにするにはどうしたらよいでしょうか?
本感染症は、レジオネラ属菌によって汚染されたエアロゾルを、直接肺に吸込まないよう心掛けることによって、その感染を回避することができます。したがって、超微粒子を形成しやすく、かつ肺に吸引する機会が多い、循環式浴槽、打たせ湯、バブルジェット式浴槽、シャワーの水などのほか、非加熱式加湿器、冷却塔水の飛散水などは、その管理に厳重な注意が必要になります。その他、工事現場の砂塵を吸込んで感染した事例も報告されていますので、そのような場所では、マスクなどの着用も効果があるでしょう。
レジオネラ症が疑われる患者が発生した場合の対応は?

各施設では、普段からレジオネラ感染症の発生やその疑いがあった場合の対応についてシミュレーションしておく必要があります。患者発生は、医師の診断および、保健所への届出で確認されることが多く、届出の時点ではすでに感染の成立から相当時間が経っている場合があります。このため、各施設では日頃から来客者・入居者名や住所などを把握しておくとともに、問題が生じた時には設備の使用を中止し、浴槽水等の消毒を行なわず、そのままの状態で保存し、保健所等の指示を待ちます。

※このページは厚生労働省健康局生活衛生課『健衛発第95号 循環式浴槽におけるレジオネラ症防止対策マニュアルについて』を参照にしております。